花次郎のブーケのお花の入荷には「お花の市場」での仕入れと「提携農家さんからの直接入荷」があります。
今回はお花の市場での入荷を仕入担当イブちゃんでご紹介します。
※イブちゃんの誕生秘話はこちらから・・・

ではさっそく・・・・


「今日はお花の市場での仕入を紹介しますね。よろしくお願いします。
ここは大阪府泉大津市にあるお花の市場、『西日本花き』さんです。」



「ここね、さすがにとっても広いところね。うっ、朝日がまぶしいわ・・・・。」
「お花の仕入れの朝は早いです。朝6時には花市場に到着します。」
「いつも何時に起きるの?」
「5時です。」
「はっ、早いっ・・」



「中はこんな感じです。今日、取引されるお花が並んでいます。
北は北海道、南は沖縄、そして海外からもお花が来るんですよ。」



「お花は野菜や魚と同じく、出荷量や需要によってその日その日によって値段が変わります。」
「その日の品物の入荷量と品質を見たうえで値段をつけ、一番高い値段をつけた人が購入します。その取引をセリといいます.」

「なるほどー、テレビでマグロの取引を見たことがあるわ、あれね。」



「6時30分からセリが始まりますのでそれまでの間に、お花の下見をします。
ごそごそ・・・。」



「どれどれ・・・。」


「私にも見せて!」


「いつも下見をするの?」
ええ、その日の取引でるお花の品種や数量や状態を調べます。
セリ人(市場の販売担当)と話すことでも多くの情報を得られます。]

「なるほど!だから早めに市場に来るのね。」
「このバラは必要だな・・・ぶつぶつぶつ・・・。
あ、6時25分だ、そろそろ席に座りましょう。」



「朝は市場の人の挨拶から始まります。」
「みなさまおはようございます!!」


「うわぁ・・・どきどきする。」
「6時30分!本日のセリを開始します!
よろしくお願いします!」




「前で色々なお花が順番に出されるので、それを購入します。」
「何がなんだか・・・・、わけわかんない。。。」
「そうですね、同時に何種類ものお花が取引されますからね。
なれるまで取引スピードについていけなくて、目が回りますよ。」

「たたた、たしかに・・。」


「だいたい、1品種につき5秒程度の購入決断になります。」
「5秒!?」
「そうです、ここでさっきの下見の情報が役に立つんです。
お花のでる順番や量、状態を把握してますからね。
よし、今のバラ落札(セリでの購入のこと)しました!」

「ひぇー・・・・」



「ねぇねぇ、お花の仕入れでこだわっていることはなあに?」

「産地のこだわりです。全国からくるお花は産地でよしあしを判断することもあります。」
「そうなのね。」
「作っている農家さんによって同じお花でも出来は違いますからね。
なので、直接農家さんのところに行って、お話しを聞くこともあります。
少しでもいいお花を手に入れるために努力は惜しみませんよ。」

「ステキ・・。・・・大変なことはなぁに?」
「必要なお花をすべてそろえることです。
天候や気温によって、お花の出荷量や状態は、大きく影響されますからね。
必要なお花をそろえるためには、作付や出荷情報がとても大切です。」

「なるほど~。」

・・こんな感じで2時間・・・・・さまざまなお花が取引されていきました。



「くらくらくら~」
「ね、慣れるまで大変でしょ。
 こちらが今日落札したお花です。朝に下見したバラもきちんと購入できました。」


「すごーい!!でも、いつも早起きはつらくない?」
「毎回、色々なお花があって楽しみなのでつらくないですよ。
これからもお花への研究はずっとつずけていきますよ。
では、ここからはお花の水揚げ作業やお花の管理になりますので、案内担当を変わりますね。」

「朝から色々ありがとー。これからもがんばってね~。」

こうして早朝からのお花の仕入れを体験したイブちゃん・・・。
続いては、お花を管理、ブーケの製作をレポートする「製作編」です。


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